乳酸菌を含む食品とその効率的な摂取方法について

metiniko

20世紀の初めにノーベル賞受賞学者メチニコフ「ヨーグルトによる不老長寿説」を唱えたことで世界的に乳酸菌効用の研究が盛んになったんです。

日本でも現在乳酸菌市場は5000億円にものぼり、国内ゲーム市場(4936億円)や教育業界市場(4758億)と同等です。

ヨーグルトをはじめ、様々な発酵食品における健康への効果が期待されている事がとてもよく分かります。

そこで、今回は乳酸菌による発酵食品について学術分野も踏まえてご紹介します。

健康と美肌に効く乳酸菌最強コンビもご紹介してますのでチェックしていってください。

乳酸菌でつくる発酵食品

乳酸菌で作られた発酵食品にはどのようなものがあるでしょうか?

主な乳酸発酵食品を以下の表にまとめてみました。

どんなものに乳酸菌が使われているのかイメージしていただければと思います。

原料食品名代表的な乳酸菌(属名)他の微生物の併用
牛乳ヨーグルト
チーズ
ラクトバチルス属
ストレプトコッカス属
ラクトコッカス属
ビフィドバクテリウム属
一部あり
発酵バターロイコノストック属
ラクトコッカス属
魚介類なれ寿司ラクトバチルス属あり
くさやコリネバクテリウム属一部あり
大豆味噌
しょう油
ペディオコッカス属
エンテロコッカス属
あり
ぬか床ラクトバチルス属あり
日本酒(一部)ロイコノストック属
ラクトバチルス属
あり
小麦天然酵母パンラクトバチルス属あり
野菜たくあん等の漬物
キムチ
ピクルス
メンマ
サワークラウト
ペディオコッカス属
ラクトバチルス属
あり

発酵は乳酸菌単体で行う場合とカビ・酵母菌などの共存で行う場合があります。

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ヨーグルトは乳酸菌だけの組み合わせが多いですが、実はこの上のトリオの連係プレーでできる食品は多いんです。

発酵過程で生成される物質が互いの成長を促して発酵を促進させて旨味を引き出すという相乗効果があるためですね。

何十年・何百年と受け継がれている老舗の発酵液は、これらの菌のバランスが最適な条件で保たれているといえます。

表内の食品は日本人なら一度は口にした事があるような食品ばかりですね。ヨーグルトなどが苦手な方でも好みに合わせて乳酸菌を積極的にとるようにしましょう。

健康と美肌に効く乳酸菌たっぷりの最強コンビ

発酵食品の代表選手「ヨーグルト」は栄養価が非常に高い食品ですが、ちょっとした弱点があります。

それは美肌骨粗しょう症予防に欠かせない栄養素ビタミンC・ビタミンK・食物繊維が摂れないことです。

これを補うのにぴったりな食品が、なんと「キムチ」です。(同じく乳酸菌入りw)

キムチには「ビタミンC・ビタミンK・食物繊維」が豊富に含まれておりヨーグルトの不足を補います。

(キムチの原料にんにくに含まれるアリシン栄養価の高いビタミンとなり、白菜に含まれる食物繊維は乳酸菌の成長を促します。)

キムチ単体だとヨーグルトに含まれる「各種アミノ酸・カルシウム・ビタミンB12」が不足します。

そう、ヨーグルトとキムチは栄養的な欠点を互いに補い合える組み合わせなのです。

キムチを食べると匂いが気になる方もいるかもしれません。ヨーグルトは匂い消しにも効果がありますので、食後にヨーグルトを食べれば一石二鳥です。

ヨーグルトとキムチを組み合わせれば、たっぷりの乳酸菌と一緒にこれらの栄養も不足なく摂取でき、便秘解消・美肌・骨粗しょう症予防の助けにもなりますね!

乳酸菌を上手に摂取する事には他にも多くのメリットがあります。

過去記事をご参照下さい。

□ 乳酸菌でアトピーと花粉症を改善するには

□ ヨーグルトで便秘解消するためのたった3つのチェックポイント

□ ホットヨーグルトダイエットの効果とただ1つの注意点

それでは次は発酵する事によるメリットを考えていきましょう。

食品を発酵させる3つのメリットと乳酸菌の効果

「発酵」「腐敗」の違いとはなんでしょう?

一般に、微生物が分解して得られるものが人にとって有益な場合を発酵そうでない場合を腐敗といいます。

発酵には大きく3つのメリットがあります。

○ 風味が良くなる

○ 保存性が高くなる

○ 栄養価があがる

発酵に関わる微生物は多くいますが、中でも乳酸菌は代表選手です。
では、乳酸菌により食品が発酵するとどのような効果があるのでしょうか?

風味が良くなる…食べやすい!調味料に!

乳酸菌による発酵食品はヨーグルトやチーズなど、なじみがありますね。中には香りのきつい食品もありますが、多くは爽やかだったり芳醇だったりと、人が「おいしそう」と感じる香りを付与してくれます。

風味が豊かになるので調味料になるものもあります。また、風味のよくない酸をまろやかな乳酸に変えて食べやすくしてくれます。

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保存性が高くなる…腐りやすいものを長期保存可能に!

乳酸菌は菌種により発酵する対象は乳や植物と様々です。

ですが必ず乳酸という酸の1種を生成します。これにより食品が酸性になって腐りにくくなり、保存性が増すわけです。
ある程度の熟成(=発酵)期間がある食品には必ず乳酸菌が存在するといえるほど、発酵食品には縁がある細菌なのです。

栄養価があがる…より健康に!体の負担が軽くなる!

食品が発酵するとタンパク質は分解されてアミノ酸となり、ミネラルはイオン化されて体に吸収されやすい形に変化しています。

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ヨーグルトやチーズの中のカルシウムの方が牛乳中のカルシウムよりも吸収しやすいのはこのためです。

また、乳糖不耐症(乳糖を分解する酵素を持たない)の人は牛乳を飲むとお腹が痛くなる場合がありますが、ヨーグルトやチーズなら乳酸菌が乳糖を分解しているので大丈夫です。

乳酸菌発酵食品の可能性

最近ではこのような発酵食品が人体にもたらす効果を「バイオジェニックス」と呼んでいます。

腸内環境を整えるために体内に微生物を摂り入れる「プロバイオティクス」

消化しにくい食物繊維やオリゴ糖を摂取する「プレバイオティクス」の次に生まれた新しい概念で

自分の腸内細菌を介さず、体の外(=発酵)で生み出された栄養素などを体内に取り込むというものです。

近年、新しい研究分野として注目されています。

乳酸菌がどのような食品に含まれており、どのように食べれば良いのかを具体例を上げてご説明しました。

もちろん他の食品にも乳酸菌を含んでいる食品はたくさんあるのでご自身にあった組み合わせをぜひ探してみてください。

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