幼児期しかできない乳酸菌の離乳食活動!子供の一生を左右?ママ&プレママ必見!

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腸内フローラ腸内菌叢)の重要性が広く認知された現在…

大人はヨーグルトなどのプロバイオティクス商品を買い求め、善玉菌が優勢になるよう努力しますが、出来上がってしまった善玉菌のバランスを変えることは非常に難しいと言われています。

でも、そのバランスがその人の体質や健康を一生左右するのです。

だったら、初めから良い菌が定着できるように手伝ってあげたいですよね?

それが可能なのは、赤ちゃんのうちだけ

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今回は腸内菌叢が形成される乳児期の赤ちゃんへの影響を腸内細菌学的に解説します。

ママの腸内も、与える離乳食も、大きく関係しますよ!

幸せいっぱいのプレママも、育児奮闘中の頑張りママも、最善の腸内フローラを構築できるように実践してみてください!

赤ちゃんの一生を守る腸内細菌バランスをプレゼントできるのは、この時期だけです!!

 

赤ちゃんへの最初の贈り物

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生まれたばかりの赤ちゃんの腸の中は無菌です。

そして出産が始まると同時に、赤ちゃんの体に腸内フローラを構成する細菌が植え付けられていきます

驚くべきことに、その準備は臨月が近づいたプレママの産道(膣)で始まっているのです。

ここは赤ちゃんの通り道ですから、バイキンがいっぱいいたらマズいですね。

そこで、出産が近づくと、膣の中でラクトバチルス属を中心とした乳酸菌が繁殖していきます。この乳酸菌が産生する乳酸によって膣内が酸性になり、バイキンが繁殖しにくい状態になるわけです。
膣では乳酸菌を増やすために、わざわざエサとなるグリコーゲンを含んだ分泌液を出すようになるんですよ。

ここまでして母体が乳酸菌を増やしたいのには、もう1つ大切な理由があります。

それは、この産道を守っていた乳酸菌たちが最初に赤ちゃんに感染する菌だからです。

細菌学では常識なのですが、実は細菌たちには縄張りと強い仲間意識を持つものがあります。

もし、赤ちゃんに既に別の菌が棲みついていたら、あとから侵入しようと思っても簡単にはできません。

赤ちゃんが胎内で無菌状態なのは、産道で受け取った有用な菌を獲得するための生物学的戦略でもあるわけですね。

赤ちゃんは産道を通りながらまずお母さんから、出産後は空気中や助産師・医師の手、お母さんとのファースト・コンタクトによって、ビフィズス菌乳酸菌など様々な菌を受け取っていきます

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赤ちゃんは自分の手や足の指を舐めたり、何でも口に運んで確認したりしますよね。

こうして体内に取り込まれた細菌は無菌状態の腸にたどり着き、そこの環境がよければ棲みつき始めるのです。

このとき、赤ちゃんはいわゆるバイキンも舐めています。

ですから、体内にはビフィズス菌・乳酸菌などの善玉菌だけがいるわけではありません。

一刻も早く善玉菌に増えてもらって、縄張りを広げて定着してもらうことが重要なわけです。

そこで、大活躍するのが母乳です。

母乳には初期免疫となる物質が含まれており、昔はこの点ばかりが注目されていましたが、現在では善玉菌の大好物である「オリゴ糖」などが多く含まれている点も重要視されています。

…というのも、母乳中に200種類も含まれるオリゴ糖を赤ちゃん(成人もですが)の体は消化することができません。

それなのに、こんなに多種類のオリゴ糖を含むのは、赤ちゃんの栄養のためではなく、腸内に棲みつこうとしている善玉菌たちの栄養のためだったんです。

赤ちゃんの腸内フローラを善玉菌優勢にするべく備わった完璧なシステムですね。

ここまで来ると、善玉菌を優勢にするための最初のステップ…“産道の乳酸菌”の重要性もわかっていただけると思います。

では、産道の乳酸菌はどこから来るのでしょう?

答えは“母親の腸”です。

「えっ!」と思うかもしれませんが、産道の入り口は肛門のすぐそば。

これだけ近ければ腸から感染しないはずがありませんね。

ですから、プレママの腸内フローラは、やがて赤ちゃんに構成される腸内フローラに大きく影響するわけです

乳酸菌とビフィズス菌には相性があると言われていますから、母親から赤ちゃんに受け渡した乳酸菌によって、その後棲みつくビフィズス菌にも影響が出るわけです。

出産時に直接腸からビフィズス菌を受け取る確率も高いと言われています。

実際に母親と生後3ヶ月の赤ちゃんの便を分析したところ、75%の親子が共通のビフィズス菌を持っていたという研究結果があるんですよ。

通常の分娩では、このようにして赤ちゃんに母体の菌を受け渡しできますが、これができないケースもあります。

帝王切開」による出産です。

経膣分娩ではないため、産道や付近の乳酸菌やビフィズス菌を受け取ることができません。

この場合はできるだけ授乳や赤ちゃんとのスキンシップを図って、多くの乳酸菌が体内に入るよう心がけてあげることが、その後の赤ちゃんの体質に関わってくるとされています。

詳しくは後述します。

赤ちゃんの腸への定着

こうして様々な細菌を受け取ると、赤ちゃんの腸では急速に腸内フローラが形成されていきます。

まず、生まれたての赤ちゃんの腸は酸素濃度が比較的高いので、酸素を好む大腸菌や乳酸菌の一種であるストレプトコッカス属が増えます。

しかし5日もすると、母乳の力を借りてビフィズス菌約90%を占めるほどに増えるのです。

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出産経験のある人は母乳で育った赤ちゃんのウンチが黄色っぽくてすっぱいニオイがするのを覚えているかもしれませんね。これはビフィズス菌が大量にいるからなんですよ。

では、なぜ母乳を赤ちゃん優先ではなくビフィズス菌優先の成分にしているのでしょうか?

腸内細菌学の世界的権威である光岡先生によると「ビフィズス菌は人間の健康に関与している」ことがわかっています。

ビフィズス菌優先であるのは赤ちゃんを守るためのシステムなわけです。

これについては本サイトでも詳しく触れていますので、下記をご覧ください!

ビフィズス菌20%を目指そう!! 4つの効果と正しいふやし方

これを聞くと母乳育児でないママは不安になるかもしれませんね。

どんなに母乳で育てたいと願っても、叶わない場合だってありますからね。

でも安心してください。

粉ミルクも格段に進化しています。

ひと昔前は赤ちゃんの栄養を中心に作られていた粉ミルクも、このような腸内フローラの効用が明らかになった現在では母乳を解析し、各種オリゴ糖など腸内フローラの生育に配慮した成分を含むようになっています。

もちろんメーカーによって成分に違いはあります。

赤ちゃんの好みもありますが、便の状態を見ながら与えてくださいね。

そしてもう1つ大事なのが、ほんの少しでも母乳を与え続けること

量が足りなければ粉ミルクで補いながら、毎回母乳を与えてください。

乳首に付着している細菌母乳成分を赤ちゃんに届けることができるからです。

授乳という行為がママと赤ちゃんのスキンシップとなるだけでなく、双方のホルモン分泌や腸内フローラにも影響しますから、形だけでも実践することは大きな意味があると言われています。

実際に母乳育児の赤ちゃんでは消化不良や腸内疾患・風邪などにかかりにくく死亡率も低いことが知られています。

光岡先生によれば、ビフィズス菌の定着率との因果関係が深いそうで、粉ミルクによる育児では、ビフィズス菌が少なく、大腸菌や腸球菌が多くなる傾向にあるそうです。

母乳育児には辛い面もありますが、赤ちゃんの健康を左右すると思えば…ですね。

一生を左右する理由

それでは、なぜ、乳幼児期の腸内フローラがその子の一生を左右するというのでしょうか

私たち大人の免疫機能は80%が腸にあると言われるほど、腸と免疫…つまり体の防御システムの関係は深いものです。

しかし、新生児の腸には免疫機能がほとんどありません。

成長とともに発達していくのですが、そこに腸内細菌、特にビフィズス菌が深く関わっていることがわかっています。

つまり、腸内細菌が感染(定着)することで、私たちの免疫細胞の形成が促され、体の防御システムを完成させていくのです

さらに、もう1つ興味深いことがわかっています。

それは「腸内細菌のバランスによって、その人の体質が決まる」というものです。

「太りやすい 痩せやすい」の画像検索結果

例えばこんな実験があります。

太った人・痩せた人の腸内細菌を、それぞれ無菌状態で育てたマウスに移植すると、同じ量のエサしか与えていなくても、太った人の腸内細菌を移植したマウスは太りだし、痩せた人の腸内細菌を移植したマウスは太らない…というものです。

これは肥満と腸内細菌の例ですが、他にもアレルギー感染症などとの関係も示唆されています。

実際に、アメリカでは健康な人の腸内細菌を、患者に直接移植するという治療が行われています。

ある感染症では抗生物質での治癒率が30.8%であったのに対し、腸内細菌の移植では93.8%だったというのです。

残念なことに、この移植した腸内細菌が別の人の体内に定住できるかというと難しい面もあります。

前述のように、完成した腸内フローラに後から来たよそ者が入り込むのは難しいからです。

ですから、赤ちゃん時代にどんな腸内細菌定着したかが重要になってくるわけですね。

この移植に使用された腸内細菌の持ち主は、この感染症に対して“強い体質”を獲得できていたことになります。

何気なく「太りやすい体質なの」とか「風邪をひきやすいのよね」と思っていますが、これにも腸内フローラが関係している可能性があるわけです。

実際に毎年ノロウイルスや溶連菌に感染する子供がいる一方で、一度もかかったことがないという子供もいます。

大人になってもインフルエンザにかかりやすい人と、予防接種を受けなくてもかかりにくい人がいます。

こういった体質は私たちに見えないところで人生に影響を与えています。

感染症にかかって大事な受験の日に実力を発揮できなかったり、スタイルに自信が持てずコンプレックスを抱えたり…です。

ですから、腸内フローラの形成時に有用な菌が定着しやすい腸内環境を作ってあげることは、親の大事な役目であるのかもしれませんね。

離乳食におけるヨーグルトのメリット

良い腸内フローラ形成のためには母乳に勝るものはありませんが、だからといって、いつまでも母乳で育てるわけにはいきません。

そこで登場するのが離乳食です。

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この離乳が始まる頃には、赤ちゃんは多くの細菌をいろんなところから受け取って、大人の腸内フローラに似てきています。

例えば、ビフィズス菌だけ見ても、乳児特有の菌種(B.breveなど)から大人によくいる菌種(B.adolescentis、B.longumなど)が見られるようになります。

これは母乳の栄養で育ちやすいビフィズス菌から、食事由来の栄養で育ちやすいビフィズス菌へ菌叢が変化していくためです。

この時期から幼児期へ移行する間に、腸内フローラは大人と同じパターンに形成されていきます。

そしてビフィズス菌がどんどん減少していき、大人では一般的に10%程度、腸内環境が良くない人では数%にビフィズス菌の保有率が下がっていきます。

光岡先生の研究によると、「成人でも20%のビフィズス菌を維持することが健康には望ましい」とのことですので、ほとんどの大人が理想の数値以下であることがわかりますね。

健康への影響が大きいのは明らかですから、腸内フローラが変化する離乳の時期にこそビフィズス菌の高い保有率を維持できるように気をつけてあげることが大切です。

もちろんビフィズス菌以外の有用な乳酸菌を保有していることも重要です。

これらの善玉菌は成人後も免疫機能に深く関与し、体質を決めていくからです

しかし、一部の市販されている機能性乳酸菌を除き、私たちはどの乳酸菌が健康や体質に関与しているかわかっていて摂取しているわけではありません。

乳児期に空気、母親やその他の人との接触、舐めたおもちゃなどから腸内に入る菌を選別することは不可能だからです。

仮に“すごい乳酸菌”が偶然腸内に届いたとしても、その菌が好む環境やエサが整っていなければ、体外へ便と共に排出されてしまいます。

どんな腸内細菌を口にするかは、いわば“”かもしれません。

ですから、腸内を整えて善玉菌が棲みやすい環境を作ってあげることはとても大切ですね。

そしてもう1つ、重要とされているのが腸内フローラのバランスが偏らないようにすることだと言われています。

つまり、同じ菌種ばかりでなく、多様な善玉菌に棲みついてもらうことが大切という考え方です。

こうすることで、その人の健康状態や腸内環境の変化によるリスクを軽減することができ、“全滅”や“腸内フローラの激変”といった非常事態を回避できるのです。

そのためには

  • 多様な乳酸菌にすみついてもらうこと
  • それに必要な多様なエサを赤ちゃんの食事に含ませること

が肝心です。

その重要なタイミング離乳の時期なのです。

離乳食が大きな意味をもつことがわかっていただけるのではないでしょうか?

離乳食で腸内フローラを育てる

では、それに適した離乳食が何かというと「発酵食品」です。

発酵食品の多くは乳酸菌によるものですし、麹などの菌体も善玉菌のエサになってくれます。

どんな発酵食品でもOKと言いたいところですが、大きな問題もあります。

離乳食の基本は薄味。そして、消化の負担にならないモノです。

日本にはたくさんの発酵食品がありますが、そのほとんどが塩分を多量に含み、大人にとっては消化が良くても赤ちゃんには向きません

漬物やキムチ、なれ寿司などは赤ちゃんにはまだまだ無理ですね。

そこで、「もうこれしかない」というぐらいのイチオシでおすすめしたいのが「ヨーグルト」です。

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牛乳が難しい赤ちゃんは無理ですが、ヨーグルトは牛乳よりも少し早い時期から与えることができます

これは赤ちゃんが反応しやすい乳タンパク乳糖が乳酸菌によって分解されていて、赤ちゃんの負担が少ないためです。

特におすすめしたいのは、

・無糖タイプを与えること(すりおろしたフルーツを混ぜるなどはOK)

・人の腸由来の乳酸菌が含まれるもの

などです。

無糖を与えることは赤ちゃんを虫歯にしないために重要ですね。

人由来の菌がおすすめなのは、自然界の他の菌よりも人間の腸に定住しやすいからで、腸内フローラが発展途上である乳児にはなおさら定着してくれる可能性が高いからです。

人由来の菌が含まれる無糖ヨーグルトの代表的なものを上げておきましょう。

いずれもプロバイオティクスとしての高い効果が確認されている優良菌株です。

① ガセリ菌SP株を用いた雪印メグミルクの「ナチュレ恵」。

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②ビフィズス菌BB536を用いた森永乳業の「ビヒダス」。

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こういったヨーグルトを中心に、いろんな種類のものを与えて、腸内フローラが偏らないように気をつけてあげましょう。

また、授乳を継続することはもちろんですが、粉ミルクの赤ちゃんは便秘がちになる時期でもあります。

そんなときはオリゴ糖をヨーグルトに混ぜてあげてみましょう。

甘みがプラスされるので赤ちゃんも喜びますし、善玉菌のエサになるので腸内フローラ改善による便秘解消が期待できます。

おすすめは「オリゴのおかげ」。
公式HPでも赤ちゃんに与えて大丈夫とあります。ただし、小さじ半分以下からスタートしましょう。

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離乳食に関する注意やレシピなどはコチラの記事でも触れています↓

離乳食でヨーグルトはどうなの?与えるタイミングとメリット!!

赤ちゃんのその後の人生に関わる腸内フローラ

プレママの腸内細菌改善に始まり、母乳・離乳食の関りを通して形成される腸内フローラは、親がわが子へ送るプレゼントです。

健康な体を手に入れられるよう、ぜひ心がけてあげてください。

「もう離乳期がすぎちゃった」という人も慌てないで!

腸には必ず善玉菌が棲んでいますから、その菌に元気になってもらうことで改善できることもたくさんあります

アトピー性皮膚炎などのアレルギーだって例外ではありません。

詳しくは他の記事で触れていますので、見てくださいね。

アトピーに悩む人へ!乳酸菌のチカラで根本から改善しよう!!
花粉症にはヨーグルト!えっ?そんなに効果あるの??

シェアして日本の腸内環境を改善する!

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