あなたが最後にインフルエンザになったのはいつですか?
インフルエンザにかかると短期的に高熱がでますが、重症化して合併症のインフルエンザ脳症などが起こると
「てんかん」や「ねたきり」になる場合もあります。
感染症というのは急にやってくるから怖いですよね。
これらの症状にならないために、普段から身を守る事が大切です。
あなたは対策をとれていますか?
今回はインフルエンザの予防に効果があるという『明治プロビオR-1ヨーグルト(略してR-1ヨーグルト)』のご紹介をします。
菌株名称:Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus OLL1073R-1
通称R-1です!
それではどうぞっ!!
インフルエンザ・風邪に効く!R-1ヨーグルトの効果
R-1ヨーグルトを食べるとどうなるのか。
効果はズバリ“免疫力アップ”です。
法律により明言を避けているのだと思いますが、商品パッケージにある『強さひきだす』の“強さ”とは感染症に対抗する免疫力のことでしょう。
免疫力アップの作用は㈱明治を中心とする研究機関から複数報告されています。
その中から主だった4点を紹介しましょう。
①T細胞の増殖能とNK細胞活性の上昇
②インフルエンザウイルス感染における生存率上昇
③インフルエンザワクチンの効果アップ
④ 関節炎(リウマチ)予防効果
それぞれの詳細は下記をご覧ください。
①T細胞の増殖能とNK細胞活性の上昇
山形県舟形町と佐賀県有田町の健常高齢者計142名を対象に
乳酸菌R-1株を使用したヨーグルトの摂取試験を行ったところ、風邪をひくリスクが有意に低くなった(4割程度)というデータを得ています。
これは、このヨーグルトの摂取により免疫に関与するT細胞の増殖能とNK細胞の活性が上昇したことによるそうです。
②インフルエンザウイルス感染における生存率上昇
北里大学との共同研究で、新型インフルエンザと同タイプのインフルエンザウイルスにマウスを感染させる実験を行ったところ
感染させる21日前から感染後4日まで乳酸菌R-1株を使用したヨーグルトを与えておくことで
感染後の生存率が向上したというデータがあります。
ヨーグルトの代わりに水を与えたマウスは10日以内に全滅したのに対し、ヨーグルトを与えられた方には20日以上生存したマウスがいたというから驚きです!
③インフルエンザワクチンの効果アップ
インフルエンザワクチンを接種した後の抗体の量(抗体価)に与える影響を調べたことによるものです。
ワクチン接種の3週間前からR-1株を使用したドリンクヨーグルトを毎日飲用してもらい
ワクチン接種前後に抗体を測定するというもので、このヨーグルトが抗体価を高める物質として働いて
ワクチンの効果を高める可能性が示唆されています。
④関節炎(リウマチ)予防効果
動物実験ですが、乳酸菌R-1株で発酵した脱脂粉乳による関節炎予防効果が報告されています。
これは過剰なインターロイキン-6、インターフェロン-γ、腫瘍壊死因子-αの産生を抑制することによるもので、リウマチに対する効果があるといわれています。
さらに、潰瘍性大腸炎などの他の炎症性疾患に対しても抑制効果が期待されており、㈱明治は特許を取得しています。
(参考文献:http://www.itdc-patent.com/topix_news/3017493.pdf)
いずれも牛乳、または乳酸菌R-1株を含まない酸性乳飲料を用いたプラセボ(効果があるという期待感が体調に影響を与えていないかを確認するためのニセモノ)を用いた実験なので
乳酸菌R-1株の効果は科学的にも裏付けられているといえるでしょう。
このように、免疫力アップのほか、様々な効果が期待できるR-1ヨーグルトですが、何がこの効果をもたらすのでしょうか?
なぜ効く?免疫に作用するR-1ヨーグルトのヒ・ミ・ツ
免疫力をアップさせる乳酸菌R-1株のヒミツは、この菌が発酵時に作りだす産生物“EPS(=Exopolysaccharide:菌体外多糖)”にあります。
EPSは他の乳酸菌も産生する物質で、カスピ海ヨーグルトの粘り成分もEPSによるものです。
ですが、R-1ヨーグルトはカスピ海ヨーグルトのような粘りがないですよね。
菌の種類が違うと産生されるEPSの構造も違ってくるので、機能が異なるようです。
乳酸菌R-1株が作り出すEPSには中性と酸性の2種類があります。
このうち、酸性EPSの方に免疫系の伝令物質であるインターフェロンをつくるように働きかける作用があったのです。
(インターフェロンはNK細胞を活性させる物質で、それにより免疫力を高めることができます。)
そしてこの酸性EPSやそれを作りだす乳酸菌R-1株をマウスに与えたところ、NK活性が増強されることがわかったのです。
NK細胞が活性化すると免疫機能がアップしますので、風邪やインフルエンザなどの感染症に対する抵抗力が増すというわけです。
乳酸菌が作りだすEPSには様々な作用・効果が期待できるので、近年、研究者の注目を集めています。
その先駆けともいうべき“R-1ヨーグルト”を毎日の食生活に摂り入れて、強いカラダ作りを目指したいですね。
ちなみに、2012年にNHK『あさイチ』・フジ『とくダネ!』と相次いでテレビ放映されました。
その放送内容は、佐賀県有田町の保育園・幼稚園・小中学校の子供や関係者に
R-1ヨーグルトを3か月以上毎日摂取してもらった結果、県内では学級閉鎖が起こっていたのに有田町ではゼロだったという驚くべきものでした。
上述しましたが、山形県の大規模調査でもすばらしい結果を得ていますよね。
R-1ヨーグルトの種類
この乳酸菌R-1株を使用したヨーグルトは2015年6月現在で6品目販売されています。
それぞれの特徴と併せて、紹介しますね。
明治プロビオヨーグルトR-1
オリジナル。ステビアが使用されており、スッキリした甘さです。
明治プロビオヨーグルトR-1低脂肪
オリジナルより脂質が50%ほどカットされたものです。
明治プロビオヨーグルトR-1ブルーベリー脂肪0
脂肪分0タイプ。果肉の他に甘味料や香料も使用されています。
明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ
ドリンクタイプのオリジナル。カロリーはヨーグルトよりも少ないです。
明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ低糖・低カロリー
ドリンクタイプよりも糖類が4割、脂質が3割ほどカットされています。
明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ宅配専用
ドリンクのオリジナル品と原材料の糖類の構成が異なります。栄養成分もわずかながら異なります。
形態も味も栄養価も少しずつ違うので、自分の好みやニーズに合わせて選べますね。
ここだけ注意!R-1ヨーグルトの効果的な摂り方
素晴らしい機能をもったR-1ヨーグルト。せっかくなので効率的に摂取しましょう。
気をつけたいことが1つだけあります。
それは、『毎日1個 (1本)、長期間摂り続ける』ということです。
㈱明治から様々な研究が報告されていますが、効果を得るためには長期にわたる摂取が必要なようです。
前述の舟形町や有田町の試験では8~12週間にわたって摂取していますし、インフルエンザ予防に関する報告はいずれも3週間前から開始しています。
㈱明治も明言していませんが研究データから見る限り、少なくとも3週間以上の摂取が必要と考えるのが妥当でしょう。
一方で、冒頭で触れた有田町の子供たちは3か月以上摂取しています。
薬と違って即効性はないので、インフルエンザの予防を目指すなら余裕をもって夏の間から摂取を開始するのが良いかも知れませんね。
そして、「1日どれくらい摂るのがいいか」というと、1個 (1本)で良いようです。
㈱明治も1個当たりのデータしか持っていないそうですよ。
また、カップ型でもドリンクタイプでも菌の数は変わらないそうなので、お好みの方を選びましょう。
それ、いつ食べればいいの?
答えは「いつでも大丈夫」です。
他のヨーグルトのように「いつ摂るのが効果的か?」といった疑問を持つ方もいるかもしれませんね。
佐賀県や山形県で行われた子供たちの大規模調査でも「摂れるときに摂った」そうです。
これはR-1ヨーグルトの効果をもたらすEPSは消化されない物質なので、いつ摂っても問題ないためと思われます。
乳酸菌R-1株は生きたまま体内に入れる必要がないので、他のヨーグルトのように食後がいいということもないでしょう。
大切なのは毎日・長期間摂ることですね。
正しい乳酸菌の知識を学び、あなたに美容健康ライフを!!!